こんにちは!ど田舎の注文住宅に暮らすタメシロウです。
さて前回太陽光発電を検討していると書いたこの記事。
電気代爆上がりで後乗せ太陽光を本気で検討しだした私。 | ため城 (tameshirou.com)
やっと、メーカーからの回答が返ってきたのでさっそく記録したいと思います。
太陽光発電の買取額とリース額の総額比較
さっそく結論から申し上げますと!
この通りです。(やや数字まるめてますが)
PanasonicのMP295SSという品番の太陽光発電を4.72kWのせた場合の見積もりです。
大きな違いは、買取の場合市町村の補助金申請の対象ではあるが、リースの場合対象ではないこと(市町村確認済み)
実際につけるとなると住宅ローンを組んでいる銀行でエコ・リフォームローンというのがあるのでそちらを利用予定。固定金利1.7% (10年返済) にて利息を試算しています。
結果としては月々の支払額が、2,000円ほど買取の方が安い!
巷で言われているように太陽光リースのほうがやはり割高でした。
だが反対する夫の気持ち
このブログは夫へのプレゼン半分で書いているところがあります。
正直1.5万以下の支払いであれば、私が月々支払っているバカ高いドル建て生命保険(貯蓄系)を解約して太陽光発電の契約をしてもいいかな~と考えていました。(当初)
そのドル建て生命保険の支払いも10年満期で、現在解約しても赤字は出ないような結果でした。
だから自分の家に、私が太陽光を乗せるのだから!夫も文句言わないよね?と考えていましたが、そうは問屋が卸さない。
リース契約も買取契約も、結局この家の持ち主でないと契約はできないんですよね~
そりゃそうですけどね。
夫の家の屋根に私が勝手に太陽光の契約をとることができないんっすよ。
こんなに私が考えて建てた家ですが、法的には夫の家であり、私は1㎜も‥所有者ではないという現実(悲しい)
夫の気持ちになれば、現在住宅ローンを8.8万ほど支払っていますし、数年後には車の買い替えもしないといけないところです。さらに1.3万~1.5万ほどのローンを組むというのは
もうええやろ
っと思いますよね~。
きりないやん。なんぼほど払わせるねん。本当につけたいなら家を建てる時につけるべきやろう。
グウの音もでまんせん。私が夫でもそう思うのではないかと思います。
だからこそ試算。
だからこそ試算です。結局「なんとなくやりたいから」というのでは結果が見えません。
新築を建てて3年経過し、売電価格も来年から16円になろうかというタイミングで太陽光発電をつけることでうちの家計にどんなメリットがあるのが、そこを算出してみたいと思います。
太陽光発電をした場合の電気代について(想定)
まず、ざっくり平均ですがうちの電気代をまとめたものがこちら
平均月額使用量が670kwh
平均年間使用量が8,040kwhと仮定します。
で、前回はここに気づいていなかったのですが、この昼間と夜間というのは電力会社のプラン上の値段が切り替わる範囲です。
・昼間=平日9時~23時であり
・夜間=平日23時以降~翌朝7時 と休日の終日 をさしています。
【以下設定はメーカーのシュミレーションより参照】
Panasonic 太陽光発電のシステムによる 年間推定発電量が 5,415kwh/年
自家消費した単価(税込み)を 26.99円/kwhと仮定(だいたい12月はこんなもんでした)
売電価格を 2023年価格に設定 16円
から算出します。
で、現在はエコキュートを夜間に沸く設定にしていますが、それを昼間(太陽光発電)にて沸かすことにします。エコキュートの使用電力は 1日 3kwh~6kwhとあったので少なく見積もって
〇エコキュート 1日 3kwhと仮定。月3×30日=90kwh 年間90×12=1,080kwh
平日9時~23時までの年間資料電気量が2,640kwh
平日9時~17時まで8時間太陽が出ているとすると時間の割合が8:6
2,640÷14×8=1,508 これがエコキュートをいれない自家消費分とする。
そこにエコキュート分(こちらは土日も含むが)を足す。
1,508+1,080=2,588 となる。
2,588×26.99円=69,850円①(これが太陽光をつけることで賄える昼間の電気代)
さらに発電量5,415-2,588(昼間の消費分)=2,827
2,827×16円(売電価格)=45,232円②
①プラス②=115,082円
夜間の電気代を算出すると‥
8,040-2,588=5,452
5,452×26.99円=147,150 月/12,263円電気代がかかる
どういうこと!って感じですね 笑
月の支払いでシュミレーションすると
【太陽光発電最初の10年】
太陽光発電ローン 13,601円
夜間の電気代 12,263円
年間総支払額 25,864×12=310,368円
【買取が終わる10年目以降】
昼間の電気代 1132×26.99=30,552 月額=2,546円
夜間の電気代 12,263円
年間総支払額 14,809円×12=177,708円(最初の10年よりぐっと電気代がさがったように見えますよね~これが永遠に続くならみんな太陽光をのせるんでしょうね)
減価償却?
結局150万の太陽光発電を導入するためにローンを借りて、補助金も手にいれたとして
147万がかかる。147万を原価償却したいが1年で発生する利益は115,082円/年
147÷11.5万=12年と10か月(くらいかな)
あとは太陽光パネルが潰れるまで恩恵をうけれるが(太陽光パネルのメーカー保証は25年)
一般的には15年前後でパワコンの入れ替えが必要。
15万~20万円。 (20万÷11.5=1.8年)
さらに太陽光を廃棄するとなると
20万前後の廃棄代がかかる(って聞いた)(これまた1.8年)
つまり、太陽光発電とパワコンの入れ替え1回、廃棄までのを含めると
まったく別途修理代等かからなくても
16年間太陽光発電が正常に稼働する必要がある!という結果でした。
結論
きっと太陽光発電を10年くらい前に載せていた予算に余裕があり、エコ住宅に対して意識の高い人たちは、パネルが痛むころにその売電ででた利益でさらにいいパネルに入れ替えて、EV車にしたり
蓄電池を導入するのだと思います。(災害意識の高い人はすでに導入しているようですが)
ですが、太陽光発電システムだけでも、すっっっっつごくメリットがある!とは感じられません。
新築戸建ての時だとほかの補助金も抱き合わせで申請できるので費用負担的には1番楽でしょうが…
こんなに暮らし方が多様化しているのに、新築戸建てに載せるのが前提なシステム…
結局電気代が上がっても、国がなんとかしてくえるわけで、そういう救いがチラ見えしている以上太陽光発電のさらなる普及は遠のいている?
そな気がするタメシロウでした。